Nature
脳内は常に夏真っ盛り!初めてご来訪の方はAboutに目をお通しくださいv *女性向け非公式*
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
アイビーさんリクで、亮ヨハ亮ですv参加ありがとうございましたvRead Moreからどうぞー!
アイビーさんのみお持ち帰り可です!
***
Rhythm
医療棟での生活は、どこまでも平和だ。率直に言って暇そのものである。毎日が全く同じ生活リズムで過ぎ去っていく。時折、吹雪や十代、明日香などが見舞いに来ることぐらいがほんの些細な差異であり、それだけが違うリズムで動いていた。亮にとってそれが何よりの救いだ。一定のリズムで生活するというのは、それだけでひどく退屈且つひどく憂鬱である。
病室の扉が丁寧に3回、きっちりとノックされた。亮は、どうぞと言いつつも首を傾げる。一体誰だろう――医師や看護士ならノックなどしない。十代もそうだ。だからと言って吹雪や明日香のノックの仕方とは微妙に違う。義務的なノックではなく、礼儀作法のひとつとしてのノックに覚えがない亮はしかし、がちゃりとノブを回して入ってきた蒼髪に納得した。
「――ヨハンか。」
確かに今日は休日だ。テストが近いわけでもない。暇だから見舞いに来ようという心理は十二分に理解できた。透き通った海色の瞳は亮の言葉にも揺らがず、じっとまっすぐ亮を見つめ続ける。ヨハンがこの病室にくるのは2度目だ。前回は十代や翔達と一緒に来て、雑談をして帰っていった。だが2度目の今日、ヨハンはどうやら1人で来たようだ。手には丸のままの林檎を持っている。見舞い品らしい真っ赤に熟れたその林檎をサイドテーブルに置いて、ヨハンは出しっぱなしになっているベッドサイドの椅子に浅く腰掛けた。何も言葉を発さないヨハンをいぶかしみ、亮は声をかける。
「ヨハン…?」
ヨハンは真剣な眼差しで亮の群青色の瞳を覗き込み、ゆっくりと口を開いた。
「カイザー、デュエルしようぜ。」
その声はとても落ち着いている。亮は唐突なヨハンの言葉に面食らって思わず鸚鵡返しに聞き返した。
「…デュエル?」
「ああ。卓上デュエルなら平気だろ?」
自信たっぷりにそう言うヨハンをまじまじと見つめながら、亮は小さく溜息を吐く。
「しかし、なぜ突然…。」
「前、すっげえ半端に終わっただろ。だから決着つけようと思って。」
にっ、と悪戯っぽく海色が煌いた。デッキも調整済みだし、と40枚のカードの束をちらつかせ、亮を誘う。亮は、すぐ手の届く卓上の引き出しに閉まってある自分のデッキを取り出して不敵に笑んだ。
「――いいだろう。受けてたつ。」
「完膚なきまでに叩きのめしてやるからなっ!」
どこで覚えたんだ、そんな日本語…呆れつつも、亮はデッキをひと撫でしてヨハンに応える。
「それはこちらの台詞だ。覚悟はいいか?」
「もちろん!」
ヨハンが胸を張ると、一瞬だけ群青色と海色が交じり合った。そして白い病室に高らかな声。
「「デュエル!」」
1日が、いつもと違うリズムで動き出す。
-Fin-
***
リクエストありがとうございました!かなりの遅れ、すみません><;ヨハンと亮さんで、とのことで、いろいろ考えに考えてこうなりました。互いにとって退屈しない相手、という感じです。
これからもよろしくお願いします><//
携帯日記
- メモ用携帯日記(暫定)
- 脳内常春
- 俗に言うリアル。写メや妄想etc.
カウンター
- キリバンは自己申告です。 リクエストはメルフォよりどうぞ。
更新履歴
-
10/03/10 裏:他ジャンルに1本
10/03/18 ジム覇に1本
10/04/17 裏:版権に1本
カレンダー
メールフォーム
- 拍手代わりです。何も無くてもぽちっとどうぞv 因みにアドレス未記入の場合、返信はブログのRead Moreで致します。
-
[PR]Samurai Sounds
カテゴリー
- 更新は非常にマイペースです。
