Nature
脳内は常に夏真っ盛り!初めてご来訪の方はAboutに目をお通しくださいv *女性向け非公式*
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企画ss第三弾!
アイビーさんリクで、ジム覇ですv参加ありがとうございました!Read Moreからどうぞv
アイビーさんのみお持ち帰り可ですv
***
誰にでもにこやかに挨拶をするあいつが嫌いだ。
誰かを嘉したその口で俺に愛を囁くな。
もううんざりなんだ――俺に、構わないでくれ。
愛のうた
「Hey,覇王!」
ジムの明朗な声が朝早くの教室に響く。既に着席して授業の開始を待っていた覇王は、眉をぴくりと動かして声のした方を見やった。
「…何の用だ。」
「何って…挨拶はcommunicationの基本だろう?」
ジムはにこにこと毒のない笑みを浮かべてそう言い、覇王の隣の席に座る。
「どうしたんだ?なんだか変だぞ?」
「…そんなことはない。」
ふっと視線を落として、教科書の表紙を何ともなしに見つめた。既に端が折れ、大分使い込んだ様子を醸し出しているその教科書は、しかしまだ暫く使わなくてはいけないものだ。大事にしなくては、と思っていると上から声がかかった。
「…無理はするなよ。」
ぽんぽん、とまるでやす様に軽く頭を叩かれる。子ども扱いされてるようで無性に悔しく、覇王はその手を振り払った。
「したところで、貴様に何の迷惑がかかる?関係ないだろう!」
棘を露にするその言葉がジムに向かう。――駄目だ、堪えろ、口を閉ざせ――脳の片隅だけがやけに冷静だ。心と体はそれに反して勝手に動く。
「俺は貴様に好意など微塵も持っていないし、貴様の好意に応える気もない。それなのに何故貴様は俺に付き纏う?さっさと見切りをつけて十代なりアンデルセンなり乗り換えたらいいだろう!」
一気にまくし立ててジムの表情を見ると、口の端が上向いていた。それにカッとして閉じかけた口を再び開く。
「何を笑っている…!」
「いや…覇王がヤキモチを妬いてくれたことがあまりにもhappyで…。」
「妬いてなどいない!」
「lieはよくないよ、覇王。」
「嘘などでは…っ、」
ふわりと感じた温もりに、思わず覇王は口を噤んだ。ぎゅっと力強く抱きしめられては、もう言葉が出てこなかった。
「落ち着いて、覇王。――大丈夫、俺は覇王しか愛してないから。」
――嗚呼、また。何故俺に愛を囁く?どうせ他の誰かにも同じように愛を囁くんだろう?どうせ俺のことだってその他大勢の内の1人なんだろう?もううんざりだ、俺に構うなっ…!
「loverにloveを伝えたらだめなのか?」
突如降り注いだ声に、覇王はわずかに視線を上げた。ジムのたくましい胸板が視界に入る。
「俺は覇王しか好きじゃない。"love"だって覇王にしか使ってないんだぞ?」
ジムのシャツをぎゅっとつかみ、覇王はキッとジムの紺碧をにらみつけた。
「そうやって軽々しく愛を振り撒くところが、心の底から嫌いだ…!」
言い捨てて、勢いよくジムを突き飛ばす。そしておもむろに席から立ち上がると、教科書も持たずに階段を勢いよく駆け上がって教室を飛び出した。
――なかなか懐いてくれないな。ジムは小さく溜息を吐いた。まるで気紛れな猫を飼っているような錯覚にさえ陥る。教室には漸くちらほらと生徒たちが姿を現し始め、風のように通り過ぎる覇王に目を丸くしていた。ジムは覇王の教科書をまとめて、覇王が戻るのを待つ。何せ相手はあの覇王だ。授業を受けないという選択肢など持ってはいないだろう。戻ってきたら、なんと声をかけてやろう。きっとどんな言葉をかけても返事をしないに違いない。覇王の反応を想像するだけで心がほっこりと温まるのをジムは確かに感じていた。
Ah…早く戻って来い、覇王。
-Fin-
***
リクエストありがとうございましたvまずはジム覇です。リクに沿えているかすごく不安ですが…覇王様は猫っぽいなと思いつつ書いてみましたところ、ツン:デレ=9:1(1はジムのシャツを握ったところ/待)となりました。あと2作品もゆるゆると上げていきますので気長に待ってやってください><;
これからもよろしくお願いしますv
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